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MovableTypeにはPHPがお勧めです

ほとんどのことは標準の機能とプラグインを使って実現することが出来るのですが、あとちょっとが出来ないことで苦労することがあります。そのような時にPHPを使うことで、解決できることが沢山あります。

PHPとは、HTMLの中にプログラムを記載可能にしたもので、多くのレンタルサーバで、利用が可能となっています。

Movable Typeで、PHPを利用するのは簡単。

「ウェブログの設定」で、アーカイブファイルの拡張子を「PHP」に変更するだけです。
トップページも拡張子がPHPになるように「テンプレート」メニューのメインページの出力ファイルを「index.php」に変更してください。

途中で変更することも可能ではありますが、外部からのリンクが変わってしまいますので、これらサイトを作成する場合やリニューアルのタイミングで、変更することをお勧めします。

では、代表的な利用例をいくつか紹介させていただきます。

自動で「NEWマーク」を表示

NEWマークの表示例エントリーが作成されて、1週間だけ「NEWマーク」を自動で表示するのもPHPなら、ほんの少しのスクリプトを書くだけで、実現できます。

データに合わせて自動でレイアウトする

施工事例を自動で作成一般的なブログですと、エントリーが単調に繰り返されるだけのイメージがありますが、PHPを使用すると写真の一覧などを縦横に整列して配置することが可能になります。

エントリーの件数をから縦横の数を計算して自動的に決められたルールで配置を行いますので、エントリーを追加更新するだけで、一覧も自動で更新されます。

⇒ 固定サイズの写真を配置した例
⇒ フリーサイズの写真と文章を配置した例

住宅の施工事例や不動産の物件紹介など利用場面は色々です。

個別ページでのメニュー表示

個別のエントリーページに、サイドメニューを表示すること自体はPHPでなくても出来るのですが、エントリーを追加しただけでは、関連ページだけしか更新されないため、メニューの内容が食い違ってしまうのです。

ページを追加・更新する度に「サイトの再構築」で、全てのページを再構築する必要があり、手間や更新速度の面からページが増えてくると厳しいものがあります。

MTサイドメニューの画面例

その対策として、PHPの読み込み機能を使うことで、「サイトの再構築」を行うことなく、全てのページで最新のリストの内容を表示することが可能となります。

⇒ 詳しくは、PHPでMovable Typeの更新を高速化するをご覧ください。


問い合せフォームのメニューやデザイン

会社のホームページでとても大切な「問い合せフォーム」ですが、安心して問い合わせを行って頂くには、他のページとデザインやメニューも同じにすることで違和感なく利用して頂くことができます。

PHPを利用することで、入力内容の確認や送信まで全て、MovableTypeの中で完結することが可能となりますので、デザインやメニューも他のページと合わせることが容易になるのです。

⇒ PHPで作成された「問い合わせフォーム
実際に入力していただいて結構です。もしよろしければ、ご感想などお送りください。

MovableType + PHP は、中小企業向けの最強のCMSです。

PHPを使うとデータベースと連動した本格的なシステムも構築できますので、MovableTypeのデータベースを直接読み書きするような、カスタマイズも可能になります。しかし、将来の互換性やメンテナンスを考えると、内部に踏み込んだカスタマイズは慎重に行う必要があります。

今回紹介したPHPを利用した、拡張や「Movable Typeでカテゴリーごとに内容を変える」で紹介した内容の応用で、ほとんどのケースは対応が可能になります。

多少の制約が残ったとしても、MovableTypeを使用したCMS(コンテンツ管理システム)は、中小企業にとって、費用、機能面の両方で最適なシステムといえるでしょう。

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